ImPermanence Production
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今、美しきもの

2015.05.27

オーストラリアでは月を45度頭を左に傾けてみると日本の月と同じように見えると誰かがいっていたけど、調べてみると、上下左右反対、つまり真逆の月を見ているとのこと。鏡で移した月を逆立ちで見るということか・・。 この間、ジブリの「竹取物語」を見たことを思い出す。光り輝く竹から生まれたかぐや姫が、地上での生活に疲れ、中秋の満月に帰ってしまうという。月はツクヨミノミコト。闇に光を与える神。「古事記」や「日本書紀」ではあまり語られないこの命に想像力が掻き立てられる。男神とも女神とも定かではない。マツコ・デラックスが頭によぎる。でも、悪くない。

中国では「月」は友や家族を慕うものとしての美的意識がある。そんな豆知識が頭をよぎる前に、今日の半月をみて瞬時に日本を想うのはとても不思議であり、とても自然であるようにも思う。北の空に浮かぶ小さな半月を思い、僕もかぐや姫と同じようになにか切羽詰ったものを感じているのかと思うとはっとする。

今日は日中、本を読み、そして風邪も治まってきたから勅使河原三郎メソッドを1時間。1週間ぶりにする。久しぶりの運動はきつい。その後、彼をウエブでストーカー。KarasのウエブサイトにあるEssayのひとつに、勅使河原さんはこういっている。「彼女は上手に踊ることを目的にしていません。そういう価値ではないダンスをぼくと彼女は今、激しく模索しています。」空っぽの体、変わり続けるものが芸術とするならば、常に探求し続けるダンスの創作、こうした哲学に本当に喜びをもらったな。芸術は誰のためのものか、なんて議論がいろんな形で日本でもオーストラリアでも勃発してるけど、よーく考えてみるとその議論自体がどうも胡散臭い。だって、そんな薄っぺらい2次元的なものではないから。ただ、地域レベルでの芸術活動・教育はもっとあってもいいと思う。Teshigawara Methodはダンスを教えるものではなく、まずは自分の体のことを教えてくれるメソットであると僕は思っている。とすれば、これはまさにこれからの義務教育でのダンス教育にも取り入れられてもいいんじゃないかと、贔屓目でみたりする、人間一人。

今日はホームアローン。

Gekkyu_no_mukae

(出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B9%E5%8F%96%E7%89%A9%E8%AA%9E)