ImPermanence Production
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今、美しきもの

3月の夢

今日は、かねてから楽しみにしていた珍しいキノコ舞踊団の公演と笠井叡演出の「今夜は荒れ模様」を三軒茶屋のシアターとラムまでのぶこちゃんと見に行った。 「今晩は荒れ模様」は期待とは大きく違っていたのは確かだが、黒田育代さんのダンスには圧倒された。シャーマニックな目つきと呼吸、そして荒々しさと共存する可憐で優麗な身体の動き。今度はもっと近くで見てみたい。山田せつ子さんの踊りもとても神秘的だった。土偶を連想するような白い衣装と白い四辺等の照明、そして白い髪。何か小動物が憑依したような不調和の中にある調和。そう、それはまるで狐の嫁入りのような行列を連想させる魂の浮遊。最小限の存在力と確かな精神性。フィナーレは笠井さんが赤いショードレスで登場する。そこに見えるもがきと執念。こわばった、そして餓鬼のような動きは静かに確実に流動する赤い魂の軌跡か。

その後、NYから日本へ訪問中のアンドリューとフランプトン、フランプトンの友達のアラン、とそのパートナーとラルフで、中目黒駅から歩いて10分のいろは寿司を食べに行く。目黒川沿岸の桜の木は3分咲きで夜の太陽にしっとりすまし顔。ここは桜の名所とは聞いていたが、ここまでの人が集まるとは。

のぶこちゃんのお気に入りダンスクラブへ六本木を目指したが、断念。その後Kinfolkへ!民家の二階をそのまま飲み屋に変えた、あるいは、全くそのままでバーカウンターだけを作った感じのこじんまりした納屋で飲むシャルドネ。席をともにした、引網さんはギャラリー916のオーナー、そして、彼の友達は「世界の美しい野菜」の写真家の北原さん。こういった人に、こんな感じで会えるのはほんとに神秘的。運命があるとすればそれはまさにこの夜にあった。

こんな春の夢のような一日が終わった後にあの人を想う。