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今、美しきもの

2015.03.08

今日は久しぶりの休憩日じゃけど、なにがなにが奥多摩の川苔山へ日帰り登山へ行ってきた。都内でレンタカーを借りて、奥多摩まで中央道を通って約2時間弱。今日は朝から小雨がふっとって、車はわずかじゃった。鳩ノ巣駅付近に到着したけど、結構雨がふっとって、予定をちょっと変えて、奥多摩湖へ。正式名所は「小河内貯水池」、つまりは「湖」ではなく、人工的に作られた「池」ということじゃった。どのダムにもつきもんの住民との交渉、東京都と神奈川での水権争い、世界大戦、ぶち多くの出来事を経てできた貯水池。300幾つかの家屋が沈み、工事中に70数名が命を落として出来た貴重な水源じゃということもしっておいてよかったのーと思う。 東京の水は、あまりくさくない、がわしの感想。メルボルンで暮らしとるもんにとっては水道水が飲めるゆーのは、当たり前。広島の山奥では市水道が引かれる90年代中ごろまでは水は井戸水か山水。じゃけえ、水はただでおいしい、ゆーのが当たり前じゃった。そーおもうと、わしはホンマに運がええ。くさくは無いゆーても、東京の水道水は直接のめんし。

へーじゃけど、水がなんでこんなにも飲めんようになったんじゃろうか。飲めんよう為ったのは戦後から、僅か70年前から。そう考えると、人間はほんまに好き勝手して地球をよごしてきょうる。いろんな銘柄の「xxの名水」とかあるけど、それだって、今の調子で水を汚していきょうたら50年後にはその影響で飲めん様になるんじゃ、なかろうか。水は自然をまわっとるんじゃけぇ。

そがな思いを抱きつつ、雨が小降りになってきたけぇ、出発地点の鳩ノ巣駅へ。11時にすっぱつ。「大根の山ノ神」へ12時過ぎに到着したけど、本線じゃなくて林道を間違えて通ってきたことにきづく、僕、友達のNobukoちゃんと、Mihokoちゃん。でも、たくさん「わさび?」の沢が見えたのは感動じゃった。

時間がなくって結局、川苔山の僅か半分地点のこぶたかやままでしかいけんかった。でも、杉の殿尾根の登山で見て、匂って、感じたあの無数の杉の木の存在感は凜としたものがあった。霧がさっと周りを囲んだかと思うと、さっと晴れる。杉の群生の暗さ、と霧の晴れたときにでるかすれたような明るさ。ここは守られてとる、とわしの体は感じとった。なんか凛とした空気の中で安心しとった。そして尾根の中は不思議な静けさにつつまれとった。日中の山はもっと「声」があるとおもっとった。でも、点のような静けさ、ある点がすべての音をつまんでいるそんな感じが伝わってきた。

帰りはちかくの「もえぎの湯」でひとっぷろあびて、まぁ、そこのお湯の滑らかなことといったらない。あれはちょっと癖になるな。